災害時に大量の物資運送可能 ことし初の陸自ヘリ飛行訓練に記者が同行
陸上自衛隊の航空隊の飛行訓練が10日、行われました。今年初めての訓練に記者が同行取材しました。
益城町にある陸上自衛隊高遊原分屯地。
■中尾国保 西部方面航空隊長
「これから年初訓練として、熊本をはじめ九州各地での災害発生に備えた航空偵察をかねて、年初編隊飛行を実施する」
今年初めての飛行訓練には、隊員約150人が参加。15機のヘリコプターを使います。
■緒方大樹記者
「これからヘリに乗り込んでいきます」
報道陣も特別な許可を得て、輸送ヘリCH-47に乗り込みます。
CH-47は、災害の時などに大量の物資を運ぶことが可能で、最大搭乗人員は55人。訓練では、熊本を出発したヘリと佐賀から飛び立ったヘリが山鹿市の上空で合流し、隊列を組みながら飛行しました。
■緒方大樹記者
「ヘリの中は非常に大きな音が鳴っていて、自分の話している声も聞き取れないほどです」
無線で連絡を取り合いながら訓練を続ける隊員たち。熊本地震の際は災害派遣で活躍した航空隊。
もしもの時に備え日々訓練を続けています。