「少しでも恩返しを」熊本地震で震度7の益城町 石川県志賀町に職員派遣
能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町に10日、熊本地震で大きな被害を受けた益城町の職員が派遣されました。
10日は午前7時半から益城町役場で出発式が行われました。派遣されたのは生涯学習課の末松幸治さんと下水道課の小山祐一郎さんです。出発式では西村博則町長が、「熊本地震の初動時、非常に心強かったのは派遣職員の存在だった。その時学んだノウハウを志賀町の方に伝えてほしい」と訓示しました。
益城町で関連死25人を含む45人が犠牲となった熊本地震の際、末松さんと小山さんは災害がれき処理業務や公費解体業務などを担当しました。派遣される石川県志賀町では、災害がれき処理の前段階にあたる、がれきの選定の仕方やどういう手順で行うかなどの助言を行います。
■志賀町に派遣 末松幸治さん
「熊本地震発災当初は、全国いろんな各地からご支援いただいておりますので、少しでも恩返しできればと考えています」
2人は10日に現地入りし、1月17日まで派遣されます。