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「思い出がひときわ違う」卒業から66年 全員80歳以上の中学校同窓会 コロナで4年ぶり再会

2023年10月5日 18:04
「思い出がひときわ違う」卒業から66年 全員80歳以上の中学校同窓会 コロナで4年ぶり再会

9月、熊本県八代市で行われた中学校の同窓会。集まったのは66年前に中学校を卒業したお年寄りの人たち。新型コロナの影響で4年ぶりとなった再会の様子を取材しました。

ホテルの宴会場に集まったお年寄りたち。66年前の1957年、八代市立第三中学校を卒業した人たちの同窓会です。全員、81歳から82歳!

同窓会は2年おきに開かれていましたが、新型コロナウイルスの影響で一時中断。4年ぶり16回目の開催となりました。

卒業した時は約300人いた同級生。この日は33人が集まりました。

始めに行ったのは…。前回の同窓会以降に亡くなった同級生、12人への黙祷です。

■乾杯挨拶
「それでは皆さんの健康を祈りまして乾杯!」

■同窓生の男性
「帰ってきたなという感じ」
■同窓生の男性(東京から)
「若い頃は忙しくてなかなか時間がとれなくて。同窓会は大好きなんです。中学時代の同窓生は、ひときわ違う思い出が多いんです」

歳を重ねたからこそ同窓会に参加できるようになったという人も。久しぶりの再会に、お酒も会話も弾みます。

■同窓生の男性(熊本市から)
「電車で来る時に『新八代駅』が『八代駅』と聞こえて、みんな降りるからそこが八代駅と思った。八代駅はもう一つ先だった」
Q久しぶりに来るとそういうのがある?
「あるある」
Q久しぶりに出席して?
「懐かしかですよ。みんな年取ってんな、それが第1印象。足が悪い、腰が悪いとかね」
■同窓生の女性
「週に3回グラウンドゴルフをして、水曜日はいきいきサロンに行って。仕事するよりおしゃべりするのが…」
■隣にいた男性
「忙しくて病気している暇がないんよ」

準備から運営まですべて自分たちで行うなど、卒業から66年たっても変わらない同級生の絆。再び、八代で会うことを誓いあいました。

Q改めてみなさん集まってどうですか?
■幹事代表 柳口邦彦さん
「うれしいです。みんなに会えることが一番うれしいです。みなさんが動いてくれれば、17回目もやっていきたい」