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「熊本市庁舎の建て替えの是非を問う」市民団体が住民投票行うための手続き開始

2024年8月20日 19:26
「熊本市庁舎の建て替えの是非を問う」市民団体が住民投票行うための手続き開始

熊本市が検討している市庁舎の建て替えをめぐり、市民団体が20日、建て替えの是非を問う住民投票を行うための手続きを始めました。

手続きに入ったのは、「熊本市庁舎建設の賛否を問う住民投票をすすめる会」です。
■西川文武代表
「住民投票によって建て替えの賛否を決めるのが一番いいのではないか」

熊本市は、市庁舎の耐震性不足が指摘されたことを受け、庁舎を桜町地区に、中央区役所を花畑町の市有地に建て替えることを検討しています。これに対し「住民投票をすすめる会」は、「大西市長は一度も市民に是非を問うていない」として、住民投票を目指しています。

住民投票を行うには条例の制定が必要で、有権者の50分の1にあたる約1万2千人分の署名を集める必要があります。会は20日、署名を集めるための証明書の交付を申請しました。

交付後、2か月以内に署名が集まれば大西市長が条例案を議会に提出します。その後、過半数の議決を得られれば住民投票が行われます。投票結果に法的効力はありませんが、西川代表は「市民が意思表示をする必要がある」としています。