「熊本マスターズジャパン」大会前に開催された高校生大会に参加した女子選手に密着
熊本県内の高校から12チームが参加し、強豪校はじめ、実力者の合同チームによる団体戦が行われた「1DAY熊本ハイスクールマスターズ」。八代清流高校から唯一選ばれたのが、2年生の梅野心選手です。梅野選手は中学時代、団体とダブルスで九州大会出場経験がある実力者です。
Qバドミントンの魅力は?
■梅野心選手
「バドミントンは心理戦なので、相手の裏をかいて反対に決まった時はすごくうれしい」
上野選手がバドミントンを始めたのは小学3年の時。姉・琴乃さんがバドミントンをしていたのがきっかけでした。
11月に行われた新人戦で梅野選手は惜しくも結果は残せませんでしたが、実力が認められ、ハイスクールマスターズ出場の機会を得ました。
■コーチ 平野偉士先生
「負けず嫌いの性格もあるが素直さもあって、対戦相手のコーチに試合後アドバイスを求めにいったり、意識の高さも強さにつながっていると思う」
梅野選手が最も得意とするのが…。
■梅野心選手
「私の持ち味はスマッシュです」
ということで、シャトルケース倒しにチャレンジ!後輩の選手4人と一緒に挑戦しました。制限時間は1分。最後10回目の挑戦で、後輩の選手たちは何回も当てているのですが、惜しくも倒せません。しかし、最後の最後に梅野選手が決めました!
■コーチ 平野偉士先生
「決められるので彼女は」
■梅野心選手
「やりました!」
負けず嫌いの性格と勝負強さを持ち合わせた梅野選手。学校ではこんな一面も。
■顧問兼担任 守屋徳隆先生
「自分に対する課題を乗り越えようとする強い意欲、意識が見られる。相当頑張り屋さんだなと思う」クラスの中でも、周りに声かけして空気をつくってくれるのがとても助かっている」
練習ではキャプテンとしてチームをまとめています。八代清流高校でダブルスのペアを組む後輩は。
■深川ひばり選手(高1)
「プレーが終わった後、めっちゃ励ましてくれたり、アドバイスくれたりするので、ありがたいです」
梅野選手にハイスクールマスターズへの意気込みを聞きました。
■梅野心選手
「思い切って楽しんでプレイをやります」
そして大会当日。国際試合のコート仕様はじめ、開会式の演出までも再現しました。梅野選手は熊本北高校、八代工業高校との合同チームで登場。どの選手も楽しそうです。
■学校法人麻生塾 麻生健理事長
「ぜひ高校生の皆さんにも、(熊本マスターズジャパンの)臨場感や環境を何か提供できないかと思う。それを受け取ることでアウトプットもできると思うので、彼ら(高校生)がまた何年後かに自分たちも何かアクションできれば良いかなと感じている」
今回、梅野選手はシングルスでの出場となりました。試合は15点マッチ。2セット先取で勝利です。初戦の八代白百合学園には力及ばず敗戦。2試合目の相手は熊本中央高校。セットカウント1-1で迎えた最終セット。
5点を追う厳しい展開となりました。しかし、連続得点で怒涛の追い上げを見せます。お互いマッチポイント。このワンプレーで決着がつきます。梅野選手、見事逆転勝利となりました。
■梅野心選手
「いつもと違う照明、マットを使って、雰囲気も違って緊張しました。もう一度やってみたい」
Q熊本マスターズジャパンへの思いは?
「大会に出るとかではなく、バドミントンは好きだから、その中で少しでも関わっていきたい」