大英博物館に元業者の男が不法侵入…システムをシャットダウン、展示の一部が閉鎖に
イギリス・ロンドンの大英博物館に、ITの請負業者だった男が不法に侵入し、コンピューターシステムをシャットダウンさせました。この影響で、博物館は展示の一部を閉鎖する事態となりました。
AP通信によりますと、ロンドンにある大英博物館に23日夜、IT関連の請負業者だった男が不法に侵入し、複数のコンピューターシステムをシャットダウンさせました。侵入したのは50代の男で、前の週に解雇されていました。
男は駆けつけた警察官に、窃盗と器物損壊の疑いで逮捕され、その後、釈放されましたが、捜査が続けられているということです。
BBCなどによりますと、事件を受け、博物館は翌日から展示の一部を閉鎖し、週末も入場者の数を制限したということです。
大英博物館はイギリスで最も人気のある観光名所の一つで、年間およそ600万人が訪れています。
最終更新日:2025年1月26日 16:04