去年富山県を訪れた観光客は約3900万人 コロナ禍前を上回る
去年1年間に富山県内を訪れた観光客の延べ人数は、およそ3900万人にのぼり、コロナ禍前を上回って過去10年で最も多くなりました。
県によりますと、去年1年間に県内を訪れた観光客の数は延べ3891万人あまりで、前の年に比べて13.8パーセント増加しました。
コロナ禍前の2019年と比べて1割あまり多く、過去10年で最も多くなりました。
また、県内の延べ宿泊者数は393万人あまりで、前の年より3割近く増えました。
このうち外国人の延べ宿泊者数は4倍以上となる23万人あまりでした。
主な観光地別では、富山市の富岩運河環水公園が178万人あまりで最も多く、次いで南砺市にある道の駅福光の121万人あまりでした。
最も伸び率が大きかったのは立山黒部アルペンルートで、およそ5割増の71万人でした。
観光客が増えた理由について県は、全国旅行支援などの観光支援策や、新型コロナの「5類移行」に伴う行動制限の撤廃、インバウンド需要の回復などをあげています。