「紅こうじ」原料使用企業に点検依頼へ 厚労省
厚生労働省は28日、小林製薬の「紅こうじ」原料を使用している企業に対し自主点検の依頼を決めました。
原料を入手している県内の企業は、自主点検を進めるとしています。
この問題は、小林製薬の「紅こうじ」原料を使ったサプリメントを摂取した人から健康被害が報告されているもので、これまでに5人が死亡しています。
厚生労働省は28日、小林製薬が直接「紅こうじ」原料を卸している52社と、これらの企業から入手している173社を公表しました。
県内では52社に金剛薬品が含まれ、173社には協和薬品第1工場、エスビーケー・トヤマ、富山薬品、ウメケン富山工場が含まれています。
厚生労働省は過去3年間に医師から健康被害が報告された製品がある場合など、報告してもらうとしていて、各企業は自主点検を進めるなどとしています。
この問題を巡っては富山市が27日、回収対象の製品を製造していた富山小林製薬とバイホロン大沢野事業所の工場に聞き取り調査を行いました。
富山市によりますと、これまでに県内で健康被害の報告はないということです。