連合富山加盟の組合 賃上げ平均1万3700円余り 過去最高に
富山県内最大の労働団体連合富山は、加盟する組合の今年の春闘の賃上げが平均で1万3700円余りとなり、連合富山の結成以降で最も高くなったと発表しました。
連合富山によりますと、今年の春闘で要求を出した180の組合のうち、3日までに妥結した84の組合の賃上げ額は、平均で1万3773円、賃上げ率は5.49パーセントでした。
去年の同じ時期と比べて4099円高くなっています。
また、1989年の連合富山の結成以降では平均賃上げ額は最高に、賃上げ率は2番目に高くなっています。
連合富山 浜守秀樹会長
「賃上げの社会的な要請、物価上昇による暮らしの影響などを踏まえて積極的な要求を行い、粘り強く交渉してきた結果と受け止めております」
連合富山は、今後は中小企業の回答が本格化するとして状況を見極めたいとしています。