なぜここに? 黒部市で発見!「ど根性サボテン」
KNB投稿ボックスに「富山では珍しい植物がありえない場所に生えている」という情報が寄せられました。なぜそこに?と驚く、ど根性植物とは。
写真を投稿したのは黒部市の澤井邦弘さん。
息子の櫻志朗くんのそばに映っていたのは、とげのある緑の植物。これはまさか!
長谷川大記者
「道路脇を見てみると、コンクリートの隙間からなんと小さなサボテンが生えています」
道路のわずかな隙間に生えた「ど根性サボテン」!
見つけた澤井さん親子に聞くと。
澤井邦弘さん
「これ見る限り、植えたとかそういう感じではないと思いますし、北陸富山に自生するサボテンってあるのかなって」
県中央植物園によると、これはウチワサボテンの仲間。メキシコの砂漠など、乾燥した環境で自生し、日本でも、九州四国など温暖な地域の海岸などで野生化していますが、富山では珍しいということです。
果実を食べた鳥が運んだ種が隙間に落ちて発芽し、少なくとも数年はこの場所で成長し続けていると見られます。
雨にも雪にも負けないド根性サボテンは、通りすがりの車を見送っています。