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地震からの生活再建へ 氷見市と姿地区住民の意見交換会

2024年5月21日 12:05
地震からの生活再建へ 氷見市と姿地区住民の意見交換会
氷見市は、能登半島地震の被害からの生活再建に向けた住民との意見交換会を20日夜から始め、初回は被害が大きい姿地区で開きました。市側は、災害公営住宅の建設候補地として市中心部の2か所が有力であることを示しました。

石川県境に近い姿地区の公民館で開かれた意見交換会には、地区で暮らす人や市外に避難している住民16人が参加しました。

市は、被災者が恒久的に住むことができる災害公営住宅の建設計画を説明しました。

市が行った住民アンケートでは、災害公営住宅に「入居したい」と答えた市内64世帯の多くが、商業施設や病院に近い場所を希望しています。

このため市は、市中心部の旧栄町医師住宅の敷地と比美乃江小学校サブグラウンドの2か所を有力な建設候補地としました。

一方、アンケートでは、姿地区の住民で回答した41世帯のうち、災害公営住宅に入居したいと答えたのは1世帯でした。

意見交換会では、避難先から地区に戻りたい住民がいるとして、姿地区にも災害公営住宅を建ててほしいという意見が相次ぎました。

姿地区 山本譲治区長「(避難中の)6軒ほどの方がこっちに帰ってきたいと聞いたんですよ。迷っている方もおられるもので」

住民「アンケート(結果)ですべて先々決めてもらったら困る」

これに対し市は、各地区の意向を踏まえ、他の場所での建設の可能性もあることを示しました。

姿地区 山本譲治区長「皆さん生まれ育った所やからね、どうしてもここで住みたいというのがあると思います。(地区に)戻ってこられる方とかを(市に)把握してもらって、市と連携取りながらやっていきたい」

姿地区では、被災した5軒が公費などで解体された一方で、解体や修理のめどがたっていない世帯もあり、復興はまだ道半ばです。

氷見市は今後、北大町と栄町など、他に被害が大きかった3つの地区でも説明会を開きます。
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