県などが開発「木質耐震シェルター」実用化へ 実験結果は…
地震が起きた際自宅の中に安全な空間を確保しようと県などが県産材を使用した「耐震シェルター」の開発を進めています。
こちらが県が東京理科大学と共同開発する耐震シェルターです。
住宅の耐震改修には多額の費用がかかり工期が長いことが課題で、比較的安い価格でかつ短時間で設置できるものとしてシェルターの開発を進めてきました。
広さは畳4畳半ほどで家の1階に設置し居間や寝室を守ることを想定しています。
実用化に向けきょうは、屋根瓦や小屋組みの落下を想定して3メートル上から重さ3トンの砂袋を落下させる実験を行いました。
「ズドン」
砂袋は屋根を貫通し今回の実験は失敗に終わりました。
県農林水産総合技術センター木材研究所・柴和宏木質構造部長「安全安心が第一ですから強度的なものをクリアして、課題を克服してまた皆さんに披露できたらいい」
県は今後、天井部分の厚さや支えとなる梁の間隔を見直すなど改良を加え、実験を続けるとしています。
最終更新日:2025年3月28日 9:59