【落札】富山県産米含む政府備蓄米 専門家「来月にはコメ価格下がる可能性」
富山県産米を含む政府の備蓄米の入札が今月10日から行われました。
先ほど落札結果が公表され、15万トンのうち94.2パーセントにあたる14万トンあまりが落札されたことがわかりました。
農林水産省によりますと、備蓄米の放出で売り出されたのは全国41品種で、今月10日から初回分15万トンの入札が行われました。
KNBのまとめでは、このうち富山県産米はコシヒカリ、てんたかく、てんこもり、あきだわらの4品種で、合わせておよそ1万1000トンが含まれていました。
江藤農林水産大臣は先ほど94.2パーセントにあたる14万1796トンが落札されたと発表しました。
加重平均価格は60キロで税抜き2万1217円でした。
落札業者や銘柄は公表されていないため、富山県産米がどれだけ落札されたかは今のところ分かっていません。
コメの生産や流通に詳しい宇都宮大学の小川真如助教によりますと、今回の入札で徐々に不足感の解消や価格高騰の抑制に向かうとみられ、コメの価格は4月上旬には5キロあたり3800円程度まで下がる可能性があるということです。