北陸新幹線 地震の影響による運転見合わせで一時乗客1400人が足止め 2日未明に富山駅などに到着
石川県能登地方を震源とする地震で1日、最大震度5強を観測した富山県内では、津波が観測されたほか、けが人が出ています。
また、北陸新幹線は1日夕方から運転を見合わせた影響で乗客、およそ1400人が車内で足止めされ、およそ11時間後の2日午前3時すぎに富山駅などに到着しました。
「こわいよー!」
1日午後4時10分すぎ、富山県内でも強い揺れが観測されました。
そのおよそ10分後。
「津波が到達中」
富山市にある富岩運河の河口からおよそ2キロ上流の地点です。
津波が遡っているのが分かります。
富山市では1日80センチの津波が観測されました。
気象庁は2日午前1時すぎ、富山県に出していた津波警報を津波注意報に切り替えました。
地震が相次いでいて、県内では1日最大震度5強を富山市や高岡市など広い範囲で観測しました。
富山県によりますとこの地震で建物の外壁の下敷きになったり逃げようとして転倒したりして2日午前6時の時点で合わせて24人がけがをしたということです。
また、北陸新幹線は1日夕方から、長野駅と金沢駅の間で運転を見合わせました。
その影響で列車4本の乗客、およそ1400人が車内で足止めされ、2日午前3時すぎに富山駅などにようやく到着しました。
乗客「12時間弱ぐらい(乗っていた)」
乗客「新幹線がしばらく動かないんで 行くところがない」
北陸新幹線はきょうも正午頃までの運休がきまっています。