「検証オープンに」いじめ防止で意見 富山県の連絡会議
学校でのいじめを防ごうと28日、関係機関が連携して対策を話し合う会議が富山市で開かれました。
会議には、学校関係者をはじめ児童相談所の代表や精神科医などが出席しました。
2022年度の県内のいじめの認知件数は、前の年度より400件余り増えて1963件でした。
2年連続で増加していて、過去最多となりました。
また心身に重大な被害が生じた疑いがある「重大事態」も11件で、こちらも最多でした。
出席者からは「全国では学校の内部、教員だけで処理してしまうケースがある。検証をオープンに進めてほしい」という意見や、「精神科医に相談に来るような状況なのに重大事態とされていないケースがある」という意見など、子どもの異変をいち早く共有して対応すべきだという声が相次ぎました。
県は28日に出た意見を参考に、今後のいじめ防止対策を検討していくとしています。