県立高校合格発表 5465人に喜びの春 受験生はウェブ上で合否を確認
県立高校全日制入学試験の合格発表がきょう行われ、5400人あまりが喜びの春を迎えました。
今回からは各高校での合格者の番号の張り出しはなくなり、いつもの春の光景に変化がありました。
けさ。
学問の神様とされる菅原道真をまつる富山市の於保多神社です。
合格発表がある日とあって、神社には今年も静かに手を合わせ祈る人の姿がみられました。
「できれば志望校に受かってもらいたい」
「緊張してますね」
いつもの春と変わらぬ光景がみられた一方、変化も。
合格発表時間の午後0時30分。
例年は、受験生たちが番号が張り出された掲示板まで走って向かう姿がみられますが、今年はありません。
各校での掲示が今年からなくなったためです。
受験生はウェブ上で合否を確認します。
「おめでとー」
合格者が発表されたあと、富山市の学習塾、「富山育英センター本部校」には中学3年生の塾生が続々と訪れ、勉強を指導した講師らに合格を報告していました。
ともに学んだ友人たちと喜びを分かちあう姿も。
「合格しました」
「家で家族と(合格発表を)見ました」
「掲示板を見て喜んでいるニュースとかを毎年見てたので、今年ないから。同級生とかと喜びを分かち合えないんだなと思ったんですけど、家で落ち着いて見ることができました」
Q「合格発表はどこで何で知りましたか?」
「家でスマホでインターネット出願のサイトで確認しました」
「みんなサイトに集中してて結構時間がかかっちゃってまだかなーって。ずっとドキドキしてたんで。合格できてうれしいです」
県立高校の全日制は34校82学科で、推薦入試を合わせて5465人が合格しました。
一般入試の平均倍率は0.99倍で、1倍を割ったのは記録が残る1999年度以降で初めてです。
定員割れとなったのは20校36学科の合わせて553人で、人数はこれまでで最も多くなっています。
2次募集は今月17日と18日で合格発表は21日です。