徐々に運行再開も交通機関の影響続く 富山 能登半島地震
県内の交通機関は運行再開が進む一方で、鉄道や道路で被害の影響が続いているところがあります。
北陸新幹線の運行が2日再開した富山駅では、正月の帰省のUターンラッシュがピークを迎え、混雑していました。
窓口では、切符の購入や問い合わせで訪れる人の姿が見られました。
利用客(愛知県から帰省)
「のんびりするつもりだったんですけど、地震で不安な状況があったので。親を残していくのはちょっと、かと思ったんですけど、とりあえずは家とかに何の問題もなかったので私のほうも帰ろうかなと」
あいの風とやま鉄道は、石川県境付近で線路がゆがむなどして、高岡駅と石川県の津幡駅の間で運行を見合わせていましたが工事が完了し、3日正午ごろから再開しました。
JR氷見線は線路や設備に被害が出ていて、少なくとも5日まで運行を見合わせています。
高山線は、上下線合わせて20本の運行をとりやめます。
富山地方鉄道の本線と不二越上滝線、そして立山線の岩峅寺~立山間は運行を再開しました。
富山市内の路面電車と万葉線は通常通り運行しています。
続いて道路の状況です。
能越自動車道は高岡インターチェンジから北の区間で通行止めとなっています。
ただ、緊急の車両に限り、通行が許可されています。
北陸道や東海北陸道は通行止めはありません。
また石川県境付近の国道359号など、道路の破損により通れなくなっている区間が相次いでいます。