富山県内40施設に物品贈る 県「北日本放送」社会福祉事業基金 運用益を活用
北日本放送が県に寄付した株式を基に設けられている富山県「北日本放送」社会福祉事業基金の運用益で購入された物品が、県内の社会福祉施設に贈られました。
贈呈式には県の有賀厚生部長が社会福祉施設の代表に目録を手渡しました。
この基金は、北日本放送が開局10周年の1962年に北陸電力の株式2万株、今の価値でおよそ1億円を県に寄付して創設されました。
また、2014年には開局55周年とデジタル放送開局10周年を記念しNTT株式1万株、この時点で5600万円相当を追加寄付しています。
県は、この基金の運用益で毎年、県内の社会福祉施設の希望に応じ物品を贈っていて、62回目となる今年度はおよそ735万円の運用益を活用し、40の施設にテレビやノートパソコンなどを贈りました。
2020年度から運用益が増えたことで贈呈先の施設は去年のおよそ1.5倍に増えました。北日本放送の島谷社長は「施設の皆さんに楽しい番組、為になる番組をお届けできるよう頑張ってまいりたい」と挨拶しました。
これに対し施設を代表して、らいちょう熊野の北野恵美さんが「大切に使わせてもらいます」とお礼を述べました。