山口県で公立高校入試 約5800人が挑む 全日制の実質倍率は1.00倍となり1989年度以降最低
山口県内の公立高校では6日朝から約5800人が高校入試に挑みました。
このうち、周南市の徳山高校では7時半ごろから受験生が続々と姿を現し、参考書などに目を通した後、それぞれの会場へと向かっていきました。
ことしの公立高校入試は全日制は45校と3つの分校、定時制は6校と1つの分校の試験が行われました。
全日制の一次募集の定員5584人に対して受験したのは5595人、実質倍率は全日制が1.00倍と平成元年度(1989年度)以降、最低となりました。
定時制は0.55倍でした。
合格発表は3月14日です。
山口県教育委員会によりますと、例年と同様にそれぞれの教科50点満点のうち平均点が28点になるように想定して問題を作成。
問題については「基礎的・基本的な内容と応用的な内容について均衡を図った」としています。
また今回の試験では、2件のミスがありました。
宇部中央高校の5限目の理科で試験開始のアナウンスが遅れたことに伴い、5つの教室で2分もしくは6分、試験開始が遅れました。
また田部高校では5限目の理科で試験時間が10分間残っているにも関わらず「やめなさい」のアナウンスをしました。
いずれも試験時間を延ばしたり、すぐに修正したりしたため大きな影響はなかったとしています。