【山口天気 夕刊1/25】強烈寒波の余韻…朝は路面や水道管凍結注意 昼間も気温1桁止まり続く しかし来週以降は…
きょう25日(木)の山口県内は、降雪は落ち着いたものの、まだまだ厳しい寒さは続きました。
朝の最低気温は氷点下4~5度くらいの所もあり、玖珂、岩国、下松の3か所は今季一番の冷え込みに。日中の最高気温も、4~5度くらいにとどまる、天然の冷蔵庫のような寒さが続きました。
日本付近の冬型気圧配置は、徐々に縦縞の等圧線の間隔が広がっていくものの、まだ上空の寒気が抜けていくには、もう少し時間がかかりそうです。
26日(金)も、朝は氷点下の冷え込みの所が多く、路肩に雪が残る所などでは路面凍結に十分注意が必要です。最低気温が氷点下4度前後まで下がる所では、水道管凍結にも十分ご注意下さい。
一方で昼間は、少し気温が上がり、8度前後の所が多くなりそうです。
じわりじわりではあるものの上空の寒気が抜けていくことで、寒気に伴う雲もやや減っていき、日中は日ざし十分の所が多くなる、と見込んでいます。
海上では、日中にかけて、まだ寒波の名残による高波やうねりに、引き続きご注意ください。
週末にかけては最高気温で10度に届くかどうか微妙な、冬らしい寒さが続きます。
また、土曜日は午前中心に晴れ間も、日曜日は気圧の谷の通過で、やや不安定な空模様…雲が多く、所々にわか雨もあるでしょう。
来週は連日、日中は2桁の気温、と寒さは和らいできますが、来週後半、1月終わり頃から曇りや雨のぐずつく天気となる日が多くなる、とみられます。
また、25日(木)に気象台から発表された1か月予報によると、来週~再来週は、気温がかなり高めとなる見通しで、また当面は強い寒波はなく、顕著な暖冬傾向となりそうです。
むしろ冬、というより、春への歩みが加速していく雰囲気かもしれません。
ただ、2月半ばあたりで、加速しすぎる季節の歩みに少しブレーキがかかる可能性もあります。
冬の寒さを忘れかけた頃に一時的な寒波も、もしかするとあるかもしれない、ということも念のため、頭の片隅に置いておきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)