15日(金)は師走なのに異様な暖かさ しかし週末からは寒波襲来…急激すぎる気温変化に!【山口天気 夕刊12/14】
きょう14日(木)の山口県は、西から近づいてきた前線の影響で、昼過ぎから次第に雨が降り出し、夕方頃には各地で本降りとなってきました。
このあと日付が変わる頃にかけて、少々強く雨が降る所もありそうです。
その後、前線上には低気圧が発生するものの、低気圧が県内の北を通ることで、県内は前線や低気圧の南側にある雨雲の隙間に入って、あす15日(金)の日中は雨が小康状態の時間が多くなりそうです。
しかし、前線が南に下がってくる夕方から夜にかけては、再び雨が少々強めに降る、と見ています。
また、低気圧が暖かな南の空気を引き込むことで、最高気温が20度以上となる所が続々出てくる見込みで、師走とは思えない異様な暖かさとなります。
場所によっては、12月の観測史上最高気温の記録更新もあるかもしれません。
かなり生ぬるい空気に包まれる一日になり、昼間は羽織る上着なども、荷物になってしまうことがありそうです。
ただし、この異様な暖かさの反動が、週末にかけて、やってきます。
天気をぐずつかせる低気圧や前線が、西日本を通り過ぎていくにつれて、今週末は、だんだんと西高東低、等圧線が縦縞模様の冬型の気圧配置に変わっていきます。
北に退いていた寒気が一気に南に引きずり込まれていき、土曜日の夜以降、日曜日にかけては、寒気予想図で「青色」で示される、平地で雪となる目安の強い寒気が、県内にどっと流れ込む予想です。
この寒気流入により、土曜日、そして日曜日にかけて、と急激に気温が下がって、日曜日は最高気温でも5度以下に止まる所が多くなる、真冬の凍える寒さになる見通しです。
また、日曜日は山間部を中心に雪が積もる所もあり、山口市中心部などの市街地でも、度々雪が舞う天気になる、とみています。
急激すぎる気温変化で体調を崩すことのないよう、十分気をつけて、健康管理には細心の注意を払うとともに、週末の車の運転などは冬用タイヤ装着など、万全の冬支度を進めておきましょう。
週明けはいったん冬型は少し緩むものの、来週の水~木曜日は雪だるまマーク…今度は山口市内などの市街地も雪が積もる可能性が高い、強烈な寒波がやってくる見込みです。
◆KRY独自予報では、「雪の結晶」マークは降雪ありでも積もる可能性は低め、「雪だるま」マークでは積雪の可能性高め、という意味でマークを使い分けて、細かく雪の見解をお伝えしています。
来週にかけて立て続けに襲来する寒波…クリスマスや年の瀬を前に体調を崩すことのないように、そして交通安全などもシッカリ心がけていくことが大切です。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)