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傷害の罪に問われている米軍岩国基地の海兵隊員の初公判 懲役2年を求刑~判決は2月16日

2024年1月23日 18:24
傷害の罪に問われている米軍岩国基地の海兵隊員の初公判 懲役2年を求刑~判決は2月16日

 去年11月、岩国市内の路上で高齢の女性を殴り骨折などのケガを負わせたとして、傷害の罪に問われているアメリカ軍岩国基地の海兵隊員の初公判が開かれました。海兵隊員は事件直後、別の男性の顔を殴りけがをさせたとして追起訴されていていずれの犯行についても起訴内容を認めています。

 傷害の罪に問われているのは、アメリカ軍岩国基地の海兵隊員(21)です。

 起訴内容によりますと、被告は去年11月4日午前4時頃、岩国市内の路上で当時76歳の女性を転倒させて顔面を右手で複数回殴り、胸椎骨折などのけがを負わせたとされています。

 また、この直後に近くにいた別の55歳の男性の顔を殴りけがをさせたとして、追起訴されています。

 23日開かれた初公判で被告は2件の起訴内容をいずれも認めました。

 検察は冒頭陳述で、被告が事件の前日夜から大量に酒を飲んでいたことや、高齢女性に英語で話しかけ、返事されなかったことから犯行に及んだこと、また犯行前後にズボンやパンツを路上に脱いでいたことなどを指摘しました。

 被告は被告人質問で、ズボンやパンツを脱いでいた理由を「尿を漏らしたから」とし、「脱いだパンツを見つける助けが必要だった」ため女性に話しかけたと述べました。

 検察は「暴行態様は苛烈で危険で執拗であり、悪質」などとし懲役2年を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。

 判決は2月16日に言い渡されます。

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