コンサートのチケット代金をだまし取った疑い 周南市文化振興財団の元職員を逮捕
周南市文化振興財団のコンサートなどのチケットの販売代金、およそ30万円をだまし取ったとして財団の元職員の男が詐欺の疑いで逮捕されました。
財団を巡っては去年1億4000万円余りという巨額の使途不明金が見つかっていて容疑者の男はこの使途不明金にも関与したとされています。
詐欺の疑いで逮捕されたは周南市文化振興財団の元職員で派遣社員の山本孝泰容疑者56歳です。
周南市文化振興財団を巡っては去年、コンサートの売上金などおよそ1億4200万円の使途不明金が見つかり、山本容疑者はこの使途不明金に関与したとして去年8月に懲戒解雇されています。
今回の逮捕容疑は使途不明金の発覚後の去年5月、休職処分を受けていた山本容疑者がコンサートなどのチケットの販売を委託した2つの取引先から集金と偽り現金およそ30万円をだましとったというものです。
調べに対し山本容疑者は取引先から現金を受け取った事実は認めているものの「集金のつもりで財団に渡すつもりだった」と供述し容疑を否認しているということです。
山本容疑者の逮捕について周南市文化振興財団理事長の藤井律子周南市長は「市民の皆様に多大なるご迷惑ご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げます」などとコメントを発表しています。