使用済み核燃料の中間貯蔵施設の調査進む上関町 反対派4団体が断層を考える講演会
使用済み核燃料の中間貯蔵施設の調査が進められている上関町で、断層について考える講演会が9日、開かれました。
講演会は原発や中間貯蔵施設の建設計画に反対する4つの団体が中間貯蔵施設が建設されようとしている場所はどのような場所なのか学ぼうと開きました。
講師は、災害問題などを調査する「国土問題研究会」の理事で元高校教師の越智秀二さんです。
越智さんは中間貯蔵施設の建設が想定される場所から5~6キロの場所に1万年以上動いていない活断層があり、その活断層が近い将来動く可能性が高いなどと指摘しました。
また、地震が多い日本で原発や原子力関係施設を建設すべきではないと訴えました。
(国土問題研究会理事 越智秀二さん)
「『はい、いいですよ。地域振興に役に立ちますから』果たしてそれは本当に良いのかどうか考えていただきたいとにかく地震の研究はまだまだわからないことだらけなんです」
反原発団体では原発や中間貯蔵施設への建設反対を訴えるため、今月22日にも集会を開くということです。