“プラズマ技術”で付加価値を!釣り糸メーカー「サンライン」大気圧プラズマ技術の開発拠点を新設~山口・岩国~
固体、液体、気体に続く「第4の状態」と言われるプラズマを使った表面加工などの技術にいま注目が集まっています。
釣り糸メーカーとして有名な岩国市の「サンライン」が、国内でも珍しいとされる「大気圧プラズマ」技術の開発拠点を新たに設けました。
岩国市玖珂町の工業団地にある「サンライン」では2日、敷地内にプラズマ開発拠点施設「プラスタス ラボ」が竣工しました。
「サンライン」は釣り糸のメーカーとして知られていています。
なかでも2014年以降はプラズマで表面加工を施しより水を弾きやすく、さらに釣り竿との摩擦が少ない釣り糸を販売しています。
「プラスタス ラボ」では、ヘルスケアや農業といった釣り糸以外へのプラズマ技術の活用について、他の企業との共同開発などを行うとしています。
(サンライン 中野郁夫社長)
「(釣り糸の)他にプラズマ技術が色々な分野で活用でき付加価値が生めれば」
サンラインによりますと、真空状態ではなく大気圧のもとでプラズマを発生させる開発施設としては県内初で、国内でも珍しいということです。