東京オリンピック 空手銀メダリスト清水希容さんが中学生に伝えたことは
2021年の東京オリンピック銀メダリストで空手家の清水希容さんが8日、宇部市の中学校で武道の心得とあきらめないことの大切さを伝えました。
宇部市の黒石中学校を訪れたのは東京オリンピック空手女子「形」の銀メダリストで空手家の清水希容さんです。
清水さんはオリンピックで金メダルを逃したことは「今も悔しい」としながら、そこから学んだことがあるということです。
(清水さん)「終わった直後にたくさんの方が連絡をくれて、ありがとうという言葉をくれました。負けたのに。私はそれで救われましたし、勝ち負けではない価値が勝敗の中にもあると初めて感じた。」
また不器用な自分が世界のトップ選手になったのは、粘り強く練習を繰り返したからと話していました。
(清水さん)「人がすぐできることは私はすぐにできません。なので人以上に時間をかけて、できるようになるタイプでした。ただそれをやめなかったのは私の中では財産だったのかな。」
清水さんは、東京オリンピックのときと同じ演武を披露しました。
(男子)「かっこよかったです。」
(女子)「がんばる。継続していく姿勢がとっても素敵と思った。」
最後に清水さんの指導で生徒全員が空手の基本動作を学んでいました。