×

物流の2024年問題を見据え...新幹線で県産品を試験輸送

2023年11月24日 19:43
物流の2024年問題を見据え...新幹線で県産品を試験輸送

トラック運転手の時間外労働の規制が厳格化され荷物の輸送能力不足が懸念されるいわゆる「物流の2024年問題」・・・

この問題を見据え、山口県とJR西日本はきょう、新幹線を使って荷物を送る試験輸送を行ないました。

JR新山口駅の新幹線口に運び込まれる荷物。

中身は、新鮮な魚やイチゴなどの県産の食品で、大阪の店舗やマルシェで取り扱われる商品です。

この試験輸送は山口県とJR西日本が連携して行なったもので、荷物は新幹線の業務用のスペースに積み込まれ新大阪駅まで運ばれます。

県では物流の2024年問題を見据え、環境への負担軽減や輸送能力の確保を目的に新幹線などの鉄道や、船をもっと活用できないか検討しています。

そしてJR西日本・・・新幹線での輸送は荷物を当日すぐに運べること、また運ぶ時の揺れが少なく食品の鮮度を保ちやすくできることなど利点もあるとしています。

(県ぶちうまやまぐち推進課 藤田浩義主査)
「農林水産物は鮮度が重要なので新幹線輸送は手段の1つとして引き続き検討していきたい」

今後は、関東圏への輸送も含めて引き続き試験を行なっていくとしています。