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護衛艦「いなづま」事故 当時の艦長ら3人を業務上過失往来危険容疑で書類送検~山口・周防大島沖~

2023年11月24日 13:38
護衛艦「いなづま」事故 当時の艦長ら3人を業務上過失往来危険容疑で書類送検~山口・周防大島沖~

 ことし1月、海上自衛隊の護衛艦が周防大島沖で自力航行できなくなった事故で、柳井海上保安署は24日、護衛艦の当時の艦長ら3人を業務上過失往来危険の疑いで山口地検に書類送検しました。

 業務上過失往来危険の疑いで書類送検されたのは、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」のいずれも当時の、艦長(42)と砲術長(29)、水雷長(33)の3人です。

 この事故は、ことし1月、試験航行中だった海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が周防大島沖で自力航行出来なくなったものです。

 3人は、進路前方に浅瀬があることなど調査が不十分なまま、護衛艦を航行させて暗岩に乗り上げさせ、プロペラを損傷させるなどして自力航行不能にさせ、ほかの船舶の往来に危険を生じさせた疑いがもたれています。
 
 柳井海上保安署によりますと、3人は容疑を認めているということです。

 護衛艦「いなづま」は、広島県尾道にえい航されていて、海上自衛隊によりますと修理には40億円程度かかるということです。