午後６時から、知床観光船沈没事故の乗客の家族らが記者会見を開き、初弁論を終えたいまの心境を語りました。

【裁判で被告に訴えたいこと】

（乗客の家族）「今回の事故で自分の会社が起こした沈没事故で自ら責任を取らず、まるで他人事のような振る舞いを反省していただきたい」

（乗客の家族）「自分の気持ちを裁判官に伝えたかったのが一番」

【「桂田社長個人の過失は認められない」との主張についてどう思うか】

（乗客の家族）「ずさんな管理のもとで起こった事故で、責任を果たさず、未だに事故のことに向き合っていないなど、自分の責任をしっかり果たしてほしい」

【３年経った気持ち、今後の裁判にかける思い】

（乗客の家族）「沈没事故に巻き込まれて、悲しみ、怒り、３年経って桂田社長の対応は納得できるような対応ではなかったので、３年経っても怒りはそのままです」

【裁判での桂田社長の印象】

（乗客の家族）「きょうの裁判も下を向く、こちらに目を合わさなかった。他人事感を感じた。左右に揺れていた時もあった。他人事感を感じて、怒りがきょうもさらに増えた」

（乗客の家族）「起きているのか寝ているのかわからなかった」