「怒りで震えが止まらなかった」乗客家族が意見陳述 涙ながらに訴える 法廷の桂田社長は… 知床観光船訴訟
北海道・知床沖の観光船沈没事故で、乗客の家族らが損害賠償を求める裁判が始まりました。
13日の初弁論では被告の桂田社長も出廷し、乗客家族の訴えに対し争う姿勢を示しています。
乗客家族らの意見陳述を聞いていた桂田社長はどのような様子だったのでしょうか。
札幌地裁前から中継です。
裁判は、札幌地裁の8階の法廷で午後1時半から始まりました。
出廷した桂田社長は冒頭、原告の乗客家族らに対し目線を合わせることなく、真っ先に席に座りました。
13日の裁判では、乗客家族らの意見陳述が行われています。
家族らは「桂田社長には息ができなくなるほど冷たい水に飛び込んだ家族の気持ちを知ってほしい」「事件後の桂田氏の言動や行動をみて怒りで震えが止まらなかった」などと、涙ながらに時折声を荒げながら桂田社長に訴えかける場面もありました。
意見陳述の際、桂田社長は目を閉じたまま、家族らに目線をほとんど合わせることがありませんでした。