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【山口天気 夕刊11/29】この先、さらに寒く…再び冬型気圧配置で寒気流入 高い山は雪がちらつくことも

2023年11月29日 18:41
【山口天気 夕刊11/29】この先、さらに寒く…再び冬型気圧配置で寒気流入 高い山は雪がちらつくことも

きょう29日(水)の山口県は、晴れ間が出た時間もありましたが、気圧の谷の接近で雲が目立ち、日ざし控えめだったぶん、空気の冷たさが増してきました。

このあと今夜~あす30日(木)の明け方にかけては、さらに雲が厚みを増し、北部中心に少しにわか雨の可能性もあります。

その後、あす30日(木)の日中は、気圧の谷は通り過ぎますが、また等圧線が縦縞模様の冬型の気圧配置になる見込み。瀬戸内側は晴れ間が出る所が多くなる一方で、日本海側は寒気の流れ込みによる雲が目立つ空、という、冬に多い天気分布となりそうです。

あす30日(木)の山口県は、日中は大きな天気の崩れはないものの、日本海側を中心に曇りがちの空が続きそうです。瀬戸内側では晴れ間が多い見込みも、冷たい西~北西の風に乗って流れ込む寒気の影響で、昼間の気温上昇は鈍く、さらに夜にかけては朝よりも冷え込みが強まっていくでしょう。
海上は波が高くなり、響灘、日本海側では、うねりを伴う見込みのため、船舶なども十分ご注意ください。

そして、冬型の気圧配置に伴って流れ込んでくる寒気は、12月初日の金曜日にかけて、さらに強まっていき、標高が高い山ほど少し雪がちらつく可能性があります。
さらに路面凍結も心配な強い冷え込みもありそうですので、峠道の車の運転など十分ご注意ください。
また、昼間の気温でも1桁止まりの所が多くなるなど、いっそう冬本番らしい寒さとなっていきます。

一気に季節先取りの厳寒となっていくことを踏まえて、外出の際の服装選びも、防寒ランクを上げて対応していきましょう。
週末は安定した天気とともに、徐々に寒さは緩んでいき、来週は天気は小刻みな周期で変わりやすいものの、師走にしては気温が高めの日が続く見込みです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)