「争いをなくしてみんなで平和に」動員中の女学生ら12人が空襲で亡くなった岩国高校で生徒らが慰霊碑に献花
79年前の5月10日、動員中の女学生ら12人が空襲で亡くなった岩国高校では生徒らが慰霊碑に献花をしました。
岩国高校の前庭の一角には「動員学徒慰霊之碑」があります。
岩国高校の前身・岩国中学校と岩国高等女学校では、太平洋戦争中、生徒が岩国陸軍燃料廠に動員されていましたが、1945年5月10日、アメリカ軍の空襲により12人が亡くなりました。
10日朝、生徒や教職員、同窓会の役員が慰霊碑の前に集まり、献花の後、黙祷を捧げました。
(フェネロン怜花 生徒会長)「80年前、自分と同世代の人たちが私が想像しえないような厳しい、人権も無視された世界にいたと考えると悲しい。争いをなくしてみんなで平和に過ごしたい。」
献花の集いは犠牲者の同級生らが開いてきましたが、高齢化に伴い、2018年からは生徒会が中心となって引き継いでいます。