運転免許証自主返納後の生活支援サービス 半数近くが「知らなかった」
山口県警が運転免許証を自主返納した高齢者にアンケートを取ったところ、半数近くがバスやタクシー料金割引などの生活支援が受けられることを知らなかったと回答していました。
これは6月25日の山口県議会一般質問で阿久津正好県警本部長が答弁したものです。
山口県内では去年、約5500人が運転免許証の自主返納をしていて、県警のアンケートに約3300人から回答があったということです。
その結果、半数近い人が市町や事業者の協力を得て行われているバス・タクシー料金の割引や商品の割引サービスなど支援を受けられることを知らなかったと回答したということです。
去年、県内では75歳以上の運転者による交通事故が288件起きています。
アクセル・ブレーキの踏み間違い事故については、75歳以上の高齢運転者は75歳未満の約6倍にのぼるということです。
免許返納について県警は、市町や事業所からさらなる協力を得て生活支援の取り組みを一層進めるとしています。