【山口天気 夕刊12/29】2023年は最後の最後で天気ぐずつく 新年の初日の出は瀬戸内側ほどチャンス十分
今年の年の瀬は穏やかな天気が続く日々ですが、これからの2023年締めくくりは、天気は下り坂に向かいます。
穏やかな晴天をもたらしている高気圧が、あす30日(土)にかけては東に遠ざかり、次は日本海と日本の南岸付近に低気圧や前線が進んでいきます。
あさって大晦日にかけては全国的に天気が崩れることになり、低気圧が近くを通過する所では、雨や風が強まることもありそうです。
山口県に関しては、あす30日(土)の夕方前までは穏やかに晴れて、年の瀬らしからぬ過ごしやすさにもなり、大掃除日和が続きます。
しかし、夜は雲が増え、夜遅い時間になるほど、日本海側から雨雲がかかり始める所がありそうです。
大晦日にかけては、度々気まぐれな雨が心配なスッキリしない天気となりそうです。
特に、年またぎの初詣、二年参りのお出かけの時には、北風に乗って流れ込む雨雲が多くなってきて、「冷たい雨」になりそうですので、雨への備えと、風の冷たさも考えた暖かな服装の準備などもお願いします。
元日は、次第に高気圧に覆われ天気は持ち直す傾向ですが、初日の出の時間、朝のうちはまだ海からの北風が吹きやすい見通しで、初日の出が昇ってくる朝は日本海側ほど雲が残りやすく、わずかににわか雨が残る可能性も。ただし瀬戸内側ほど雲の隙間からご来光が拝めるチャンスは十分ある、と見込んでいます。
日中の時間帯ほど晴天のエリアは拡大していき、明るい空模様での2024年の幕開けとなりそうです。
新年もしばらくは天気変化は小刻みで、三が日の後半は、また天気下り坂となっていきますが、連日、日中の気温は2桁、と、冬まっただ中のわりには過ごしやすい日が多い見込みです。
少々空模様の変化は忙しいものの、強い寒波などがやってくることはない年末年始…穏やかな気持ちで新たな年をお迎えください。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)