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「接触でパニックになった」 周防大島町で児童を乗せたバスが接触事故を起こしたにも関わらず、警察に通報せずに運行 「恐怖を感じた」児童は窓から飛び降りる

2025年1月20日 17:12
「接触でパニックになった」 周防大島町で児童を乗せたバスが接触事故を起こしたにも関わらず、警察に通報せずに運行 「恐怖を感じた」児童は窓から飛び降りる

周防大島町で12月、児童を乗せたバスが接触事故を起こしたにも関わらず、警察に通報せずに運行を続けていたことが分かりました。

町の教育委員会によりますと、12月18日、東和小学校の児童8人を乗せたバスがガードレールやカーブミラー、郵便ポストなどに接触する事故を起こしました。

運転手は警察に通報せず運行を続けおよそ500m先のバス停で停車。

自動ドアが開かず、児童6人が「恐怖を感じた」とし窓から飛び降り、2人が軽いけがをしました。

接触事故により他の児童3人も軽い打撲を負っていて、合わせて5人がけがをしています。

(事故現場付近の住民は)「子どもが泣きながら帰ってきて、お母さんに事故のことを話した(と聞いた)。」

このバスは町が委託するタクシー会社が運行するスクールバス兼路線バスで、運転していた70代の男性は「最初の接触でパニックになった。ドライバーの責任として児童を最寄りのバス停に帰す必要があると思った」などと話しているということです。

利用する児童を安心させるためとして、事故のあった下校便では現在、町教委の職員か学校の教職員が一緒に乗る措置を続けています。

最終更新日:2025年1月20日 19:32