米空軍オスプレイ、岩国基地で飛行再開 事故から約7か月、墜落機の僚機か
米軍岩国基地(山口)で10日午後、米空軍オスプレイ1機が飛行しました。同基地での飛行は約7か月ぶりで、去年11月の墜落事故を受けた飛行停止措置の解除後、初です。
岩国基地では10日午後3時45分ごろ、米空軍オスプレイ1機が滑走路を離陸。約7分間ホバリングした後、基地周辺の海上を約5分で1周飛行し、基地に着陸しました。
去年11月、岩国基地を離陸した米空軍オスプレイ1機が鹿児島県沖で墜落し、8人全員が死亡。オスプレイは3機で岩国から嘉手納基地(沖縄)に向かっていたとみられ、僚機とみられる2機は事故後、岩国基地に留まっていました。
10日に飛行した機体はこのうち1機とみられ、事故から約7か月での岩国基地での飛行再開となりました。
岩国基地では日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」(7月28日~8月7日)に伴い、米海兵隊と米空軍のオスプレイ計8機程度が展開する計画もあります。
米空軍オスプレイは訓練期間中、大矢野原演習場(熊本)や日出生台演習場(大分)で、日米共同による対着上陸戦闘訓練、共同兵站訓練などに参加する隊員の輸送などを実施する予定です。