山口県岩国市で70代男性がクマに襲われ重傷 県はクマ出没警報を発令
8日朝、山口県岩国市本郷町で70代の男性がクマに襲われ、骨折などの重傷を負いました。
県は周辺の地区を対象にクマ出没警報を発令しました。
警察などによりますと、男性は8日午前6時半ごろ、岩国市本郷町 波野の山中で体長1mほどのクマに襲われたと話しているということです。
男性は付近の住宅に逃げ込み住民が119番通報しました。
男性は左手首を骨折、頭からも出血するなどの重傷ですが、命に別条はないということです。
(男性が逃げた家の人は)「クマにやられた。救急車呼んで、早く呼んでと助けを求めに来られた。頭と腕は骨が見えてた。」
クマは山中に逃げ込んだとみられ、近くに住む人からは不安の声が聞かれました。
(付近住民女性)「出歩くのが怖い。」
県はクマによる人身被害が発生したことから岩国市本郷地区に対してクマ出没警報を発令しました。
また、県の許可を得て岩国市はクマが出没した現場の近くに捕獲用のワナを設置しました。