山口県立大学の学生寮が復活へ 100室の学生会館をキャンパス内に建設
山口市の山口県立大学の敷地内に新たに学生用の居住施設が建設されることになり、12日に関係者が工事の安全を祈願しました。
県立大学の南キャンパス内に建てられる「仮称・山口県立大学学生会館」は5階建てで、およそ20平方メートルの部屋が100室設けられます。
県立大学には女子寮がありましたが、老朽化や4人部屋であることなどを理由に利用者が減少し、昨年度末(2023年度末)で閉寮となっていました。一方、保護者からは子どもたちの安心安全のため寮の建設を求める声が上がっていて今回の建設に至ったものです。
新たな建物は学生マンションの運営管理を手掛ける「ジェイ・エス・ビー」が建設や運営などを行い、県立大学は土地を貸す形となります。
(山口県立大学・岡正朗 理事長)
「県立大学は地域貢献型大学なので地域の人、時代と共に発展していかなければならない非常に期待している」
建物の敷地内には居住スペースのほか食堂や交流ラウンジが設けられることになっています。建物は2026年2月末に完成し、4月1日から運営開始の予定となっています。