岩国市が過去最大の824億円となる当初予算案を発表/福祉・交流のまちづくり拠点施設整備も完成へ
岩国市は、一般会計の総額が過去最大の824億円となる当初予算案を発表しました。
岩国市の新年度当初予算案は、今年度より14億円多い824億円と4年連続で増加し、過去最大となりました。
このうち、岩国基地関係の防衛省からの補助金・交付金を活用した事業は93億円余りで、全体の11.3%を占めています。そのうち黒磯地区の岩国医療センター跡地に建設中の「いこいと学びの交流テラス」が整備の最終年度を迎えることから、工事費などに約48億6400万円を計上しています。
また、そのほかの事業では、赤字が続く錦川清流線の今後の在り方の検討を継続し、鉄道として存続した場合の経済効果などを分析するため510万円余りを計上しています。
(福田良彦 市長)
「令和7(2025)年度は多くの大規模事業が総仕上げを迎える年になる。着実な進捗を図れるよう、しっかりと取り組みたいという強い思いを当初予算に込めた」
福田市長は、アメリカ軍普天間基地を抱える沖縄県宜野湾市と姉妹都市提携を結ぶ方針を発表し、記念事業費などに400万円を計上しています。
新年度予算案は19日に開会する市議会に提案されます。