80代女性が「ATMの限度額を引きあげたい」うそ電話詐欺を未然に防止…山口・平生町の郵便局長に感謝状
今年に入りうそ電話詐欺の被害が相次いでいて1月だけでおよそ1億1500万円の被害が出ています。
そんな中、被害を未然に防いだとして28日、平生町の郵便局長に感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは平生郵便局・局長の松本幸隆さんです。
松本さんによりますと今月15日、郵便局に訪れた80代の女性がATMの引き出し限度額を引き上げたいと申し出たと言うことです。
対応した松本さんが理由を聞いたところ「電話で指示された捕まるかもしれない保釈金を送らないといけない」などと話したことから詐欺を疑い警察に届け出たということです。
(平生郵便局 松本幸隆局長)
「自分で上限額の変更するのであれば誰か言われた変更するのは家族以外であれば詐欺なのかなと思っている」
警察によりますと去年1年間に確認されたうそ電話詐欺の被害額は84件およそ1億7000万円でした。
対して、今年に入ってから先月1ヶ月だけで9件およそ1億1500万円の被害を確認。すでに、去年のおよそ7割の被害額となっています。
警察では、少しでも怪しいと思った場合警察や家族に相談するよう注意を呼びかけています。