勤務する学校の会計から120万円横領…住居手当30万円も不正受給 山口市内の小学校の主事(30)を懲戒免職処分
山口県教育委員会は100万円余りを横領した30歳の男性事務職員と、不同意わいせつを行った30歳の男性教諭の2人を懲戒免職処分にしたと発表しました。
(根ケ山耕平 副教育長)
「この度教育に対する信頼を大きく揺るがす不祥事を公立学校の教員が起こしたことにつきまして深くお詫びを申し上げます」
懲戒免職処分となった山口市の佐山小学校に勤務する30歳の男性事務職員は去年から今年にかけて、自身が管理していた小学校のPTA会費などからおよそ107万円を横領していたということです。
また、必要な手続きをせずに住宅手当などおよそ32万円も不正に受給していました。
その後の調査で、この男性事務職員は以前勤務していた美祢市の於福中学校でもおよそ9万円を横領していたことが分かったということです。
飲食費や遊興費などに使っていたということで、すでに全額を返済しています。
佐山小学校の校長についても、必要な点検を怠ったなどとして減給3か月の懲戒処分となっています。
また、下関総合支援学校に勤務する30歳の男性臨時教諭は、去年10月に下関市内で面識のない20代の女性に対し、わいせつな行為をしたとして懲戒免職処分となっています。
県教育委員会の今年度の懲戒処分はこれで9件となりました。