県指定無形文化財萩焼保持者で15代坂倉新兵衛さんの作品展がきょうから山口市のデパートで始まりました。

会場の山口井筒屋の催場には15代坂倉新兵衛さんが手がけた茶碗や花入れ、香合などおよそ70点が並びます。

坂倉さんは1978年、29歳のときに15代を襲名し長門市の萩焼深川窯の里・三之瀬で創作活動を続けています。

2013年には県指定無形文化財萩焼保持者に認定、2019年に春の叙勲を受章しています。

（15代・坂倉新兵衛さん）
「地元での5年ぶりの展覧会と言うことでいま自分がやっている仕事をそういうものを見てもらえる機会をもらえたのがうれしい」

こちらの作品は新たに取り組んでいるろくろを使わず作った茶碗です。

7年前に楽焼作家とコラボ展を開いた坂倉さん。

萩焼の土で楽焼の技法を取り入れた新作です。

（坂倉新兵衛さん）
「萩の土の魅力というか非常に温かみのある、やわらかい雰囲気を持っている焼き物で見ても楽しい、使っても楽しいところがありますのでそういうところを見ていただけたら」

15代坂倉新兵衛さんの作品展は今月16日まで山口井筒屋で開かれています。