【山口天気 朝刊11/22】きょう22日(金)昼間は秋の過ごしやすさも週末は再び冬の寒さ…紅葉狩りは暖かな服装で
●きょう22日(金)は二十四節気「小雪(しょうせつ)」
●きょう22日(金)昼間は秋の気配を感じる心地よさ 週末は寒気流入で冬の寒さに
●県内多くの所で紅葉の色付き進む 週末の紅葉狩りは暖かな服装で
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きょうは「雪がちらつき始める頃」とされる、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」です。まだ県内では雪の季節には早いものの、今朝にかけては、よく晴れて地面の熱がどんどん上空に逃げる放射冷却の影響で、各地で冷え込みは強まりました。柳井と安下庄では今シーズン一番の冷え込みにもなっています。
きょう22日(金)日中は穏やかな晴天が続き、日ざしとともにまずまず順調に気温が上がって秋らしい陽気になりそうですが、
日本海で発生している低気圧が、今夜から、あすにかけて日本の東に進むにつれて、日本付近は等圧線が縦じま模様の冬型気圧配置に変わる見通しです。
県内付近は今夜以降、日本海側海上から徐々に北風が強まってくるとともに、あす23日(土・祝)は、北風に乗って度々気まぐれな雨雲が流れ込む時雨模様の天気となってきそうです。そして、この北風に乗って流れ込む寒気によって、週末は再び冬の到来を実感する寒さにもなっていきそうです。
きょう22日(金)の県内は、日中は晴れたり曇ったり。日ざし十分でお洗濯には特に問題はないでしょう。夜は次第に雲が厚みを増していき、夜遅く、日付が変わる頃は北部沿岸で少しにわか雨の可能性があります。
日中の気温は前日よりは若干低めの所が多くなりそうですが、全般に16~18度くらいで、昼間、ひだまりでは秋らしさを感じる心地よさとなりそうです。
あす23日(土・祝)は、冬型の気圧配置になることで冷たい北風が吹き、日中の気温上昇も鈍く、再び師走の寒さに。また、瀬戸内側は晴れ間がある一方、日本海側ほど度々気まぐれな時雨模様のにわか雨があるでしょう。日曜日は北風は次第におさまってきそうですが、朝の底冷えが一段と強まり、昼間もまだ厚手の上着が必要な寒さが続きます。来週も火曜日、水曜日での低気圧や前線通過の雨のあとから、再び寒気が流れ込んでグッと寒くなってくる、とみています。
紅葉は、寂地峡ではピークを過ぎてきましたが、山のふもとの名所でグッと色付きが増す所が多くなっています。来週にかけての寒さや雨で紅葉シーズンは終盤となっていく可能性もあるため、美しい色合いのうちに早めに楽しんでいきましょう。
ただし週末は冬の寒さですので、コートやダウン、セーター、パーカーなど、冬の装いを心がけて、紅葉狩りをお楽しみください。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)