弘兼憲史さんが手がけた久石譲さんのイラストが「獺祭」のラベルに 若手音楽家の援助にも活用
日本酒「獺祭」で知られる岩国市の旭酒造が、作曲家で指揮者の久石譲さんのイラストをラベルにした「獺祭」を販売することになり、20日、大阪で記者会見しました。
記者会見には久石譲さんと旭酒造の桜井博志会長が揃って出席しました。
新たに販売されるのは久石譲さんのイラストをラベルにした日本酒「獺祭」とニューヨークの酒蔵で醸造した「獺祭Blue」。
イラストは岩国市出身の漫画家弘兼憲史さんが手がけました。
桜井会長が理事長を務める日本センチュリー交響楽団の新しい音楽監督に久石さんが就任することを記念してデザインされました。
販売額の半分を、音楽を学ぶために海外へ留学する若手音楽家への援助金とする方針です。
(旭酒造 桜井博志会長)「若い音楽家が世界に出ていくお手伝いを、少しでもできたらいいんじゃないかな。」
(久石譲さん)「山口県のブランドだったものを世界のブランドにしていく。並大抵の努力じゃなかったと思うが、そうやってやってきた ように若い人を応援して海外に出したいんだと。これは桜井さんの夢だと思うし、素晴らしいことだと思う。」
今後の販路については検討中ですが、日本センチュリー交響楽団の定期演奏会などで販売される予定です。