「獺祭」の旭酒造記念財団 水や自然環境を調査・保全する団体に助成金贈る
日本酒「獺祭」をつくる旭酒造が設立した財団が、水や自然環境を調査・保全する団体に助成金を贈りました。
「旭酒造記念財団」は、日本酒「獺祭」をつくる岩国市の旭酒造が、取引のある企業とともに去年、設立したものです。
財団では、水や自然環境に関する調査研究や保全活動を行う団体を援助することにしていて、16日に初の贈呈式を開き、国内7の団体に合わせて1000万円の助成金を贈りました。
このうち山口大学の赤松良久教授は、「環境DNA分析」という手法を用いて、県内の河川に生息する魚や昆虫の種類や量を把握する研究を進めることにしています。
(旭酒造記念財団・桜井一宏 代表理事)
「酒と一番切っても切り離せない水を研究している皆さんを助成・お手伝いしたい。きれいで豊かな社会になれば酒もより楽しんでいただける」
財団は今後も、年に1回の助成金贈呈を続けていく方針です。