94%が「不安や危険は感じなかった」 周南市の自動運転バス実証実験の結果を報告
去年、周南市内で行われた自動運転バスの実証運行について、20日に関係者に実証結果が報告されました。
自動運転バスの実証運行はバスの運転手不足問題の解決の1つとして山口県と周南市などが取り組んだもので、将来的には無人運転レベル4の導入を目指しています。
県によると11月1日から1日7往復の50日間でのべ3529人が利用。
乗車率はおよそ60%で利用者の6割が周南市民だったということです。
また乗車後のアンケートでは、94%が不安や危険を感じなかったと回答しています。
今回の実証運行はオペレーターが乗り、交差点の通過や路上駐車を避ける際には手動で走行していましたが、来年度は信号機に発信機を付け自動での走行を目指すという事です。
(県デジタル推進局デジタル政策課 田村長史課長)「将来的にはオペレーター同乗なしで運行できるような形のレベルまで引き上げたい。まずはこの周南市で技術的な実証をしっかりと行い、山口県内に横展開していきたい。」
県では新年度の当初予算案に、自動運転バスの関連経費として1億5500万円を組み込んでいます。