中間貯蔵施設予定地を野党国会議員が視察
上関町で進められている使用済み核燃料の中間貯蔵施設の立地可能性調査の予定地をきょう(18日)、野党の国会議員が視察しました。
視察をしたのは立憲民主党の山崎誠 衆議院議員とれいわ新選組の大島九州男 参議院議員です。
きょうまず、立地可能性調査が行われる中国電力の所有地に入り中国電力上関原発準備事務所の松浦圭記所長から立地可能性調査の概要などについて説明を受けました。
今回の視察は上関町への中間貯蔵施設の建設に反対する地元の団体などが2人を招き実施されました。
実際に調査予定地を見たり、地元の反対派住民と対話したりしてもらうことで上関町の現状を国政の議論に反映してもらうことが狙いです。
2人は予定地を出た後は、漁船に乗りこみ地質や植生の専門家から説明を受けながら海側から予定地を確認しました。
(山崎誠衆議院議員)
「美しい海と里山が一体になったこの地域は本当に貴重なエリア再生可能エネルギーで時代は動いているのでエネルギー政策全体の議論をもう一回通常国会でやりたい」
(上関町の自然を守る会 高島美登里共同代表)
「上関の中間貯蔵についての議論を国政レベルに広げていく最初の道筋ができたと思っています」
立地可能性調査で中国電力は予定地にある0.69ヘクタールの木を伐採した上でボーリング調査を実施する予定です。
伐採は今月21日から可能ですが中国電力はいまのところ詳しい開始日時を明かしていません。