「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の新代表に木村力氏 前代表の死去にともない
山口県上関町祝島の原発反対派団体=上関原発を建てさせない祝島島民の会の前代表が9月、亡くなり新たな代表に木村力さん(77)が就任しました。
新たな代表などを話し合う総会が21日、開かれ40人が集まりました。
上関町祝島は中国電力が建設計画を進めている原子力発電所の建設予定地から海を挟んで4キロ離れた離島です。
島民の会は、原発計画が浮上したことを受けて設立された反原発団体「愛郷一心会」を引継ぎ1992年に組織されました。
近年は原発に加え、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設計画に対しても反対運動を行っています。
9月1日、前の代表の清水敏保さんが、病気ため亡くなり今回、新たな代表を選ぶことになりました。
総会では、運営委員によって選ばれた木村力さんの新代表就任が承認されました。
木村さんは元教員で、これまでは会の運営委員を務めていました。
(木村力新代表)
「中間貯蔵施設は、原発があるから起こっている現象 、中心には原発反対を据えていきたい」
「(祝島は)人がいい人たち、それがこれだけ一生懸命やっているということをみんなにもっと広くわかってほしい」
総会の最後には、ガンバローコールで団結を誓い合いました。