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【山口天気 夕刊7/2】大雨は峠を越えるが 今度は真夏の厳しい蒸し暑さに注意 夜は「熱帯夜」続出も

2024年7月2日 19:30
【山口天気 夕刊7/2】大雨は峠を越えるが 今度は真夏の厳しい蒸し暑さに注意 夜は「熱帯夜」続出も

●大雨警報は夕方までに解除も 地盤の緩みはしばらく注意続く
●梅雨前線は日本海まで北上 南から真夏の蒸し暑い空気流入
●昼の厳しい暑さとともに 夜は熱帯夜の所も多く 昼も夜も体力消耗する暑さ続く
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きょう2日(火)午前中は、度々激しい雨となったことで、再び土砂災害の危険度も急激に高まりましたが、午後になって雨が途切れてくるとともに、じわじわと危険度は下がってきました。県内に出ていた大雨警報は夕方にはすべて解除となっています。

ただ、まだ大雨注意報は広範囲に発表されており、地盤の緩んだ状態は、まだすぐには完全に解消しません。
今しばらく、土砂災害などには注意し、周りの様子の変化などにいつも以上に気を付けながら、安全第一の行動の心がけをお願いします。

あす3日(水)以降、しばらくは、梅雨前線は県内より少し北に停滞する見込みです。湿った空気も充満し続けるため、連日、にわか雨の心配もありますが、時折、真夏の力強い日ざしが照り付けてくるタイミングもありそうです。

一方で、真夏の蒸し暑さが一段と強烈なものになり、昼間の暑さもさることながら夜も気温が下がりにくく、最低気温が25度を下回らない熱帯夜の日も多くなる、とみられます。

大雨が落ち着いたら、今度は体力を消耗する暑さとの戦いです。冷房も適度に活用していくなど、無理をしすぎることなく、健康管理にも十分お気を付けください。

あす3日(水)の県内は、多少雲多めですが、まるで梅雨が明けたかのような青空が広がる時間もありそうです。午後は山間部中心に、一部、夕立タイプのにわか雨に、ご注意下さい。
一気に暑さも厳しくなってきます…朝から気温は25度を下回らない「熱帯夜」となる所がある一方、日中は33~34度くらいまで上がる所もあるなど、いきなり真夏さながらの蒸し暑い空気に、朝から晩まで包まれそうです。

このため、熱中症の危険も、いっそう高まります。
各地で熱中症に「厳重警戒」~「危険」レベルの蒸し暑さとなるため、屋外での激しい運動は最小限にとどめるなど、体調に無理のない行動を心がけて、熱中症対策の意識をしっかり高めていきましょう。

しばらく梅雨前線は県内より北で停滞し、やや天気が不安定になるタイミングは度々あるものの、雲の隙間から夏の空がのぞくこともあるでしょう。夜は熱帯夜、昼は真夏日、と体力を消耗する厳し暑さも、しばらく続きそうです。
来週にかけては、また前線は南に下がってくる予想で、まだ梅雨が明けるまでは、もう少し時間がかかる、と見込んでいます。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)