宇部市に住む50代の無職の男性が、マッチングアプリで知り合った人物から、SNSを通じたやりとりで「会うためには会員カードを作る必要がある」などと言われ、現金125万円をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺の被害にあいました。

警察によりますと、宇部市に住む50代の男性は、去年12月、マッチングアプリで知り合った日本人女性を名乗る人物とSNS上でやり取りをしていたところ、「私と会うためにはマッチングアプリの会員カードを作る必要がある」などと言われたということです。

男性が指示に従うと接待係を名乗る別の人物から「会員カードを作るにはサイトの認証が必要」、「認証にはお金の支払いが必要」などと言われ、1月11日に指定された口座に現金15万円を振り込みました。

さらにその後、同じ人物から「あなたの操作ミスで認証に失敗した」、「データの修正にお金が必要」などと言われ、話を信じた男性は、さらに3回にわたって現金110万円を振り込み、あわせて125万円をだまし取られました。

警察では、マッチングアプリやSNSで知り合った相手からお金の話が出れば詐欺を疑い、警察や家族に相談するよう注意を呼び掛けています。